NPO法人と個人事業、どちらで起業するのが良いですか?
個人事業は、始めるのに特に手続きが必要なく、事業をやめるのも自由です。
つまり、起業するの廃業するのも簡単にできるのが大きなメリットです。
しかし、この誰でも簡単に始められ、やめることもできるという点が、他者から見た場合には「信用力が弱い」とみてしまうことになります。
NPO法人の場合は、設立するにも解散するにも、手続きが必要です。
その点、認証を受けて設立された法人だから、ある程度ちゃんとした団体なのだという信用がつくのです。
そのほかに個人事業、NPO法人のメリット、デメリットは以下のようなものがあげられます。
- 個人事業は一人でもはじめられますが、
NPO法人は社員(正会員)10名以上、役員4名以上が必要です。
※社員(正会員)10名の中から役員を選んでも構いません。 - NPO法人では、役所に毎年事業報告書を提出する必要がありますが、
個人事業は報告などの必要はありません。 - 個人事業は、その人が万一死亡などしてしまったら事業は終わってしまいますが、
法人なら運営する人がいる限り継続します。 - 個人事業のリスク
事業を行う中で、誰かに損害を与えてしまった場合。損害を与えたことについて事業主側に責任があるなら、賠償しなければなりません。
賠償額が高額になってしまう場合、個人で賠償しきれるとは限りません。最悪の場合、個人の資産を全部出さなくてはならないかもしれません。
一方、法人で事業を行っていたならば、法人が賠償します。
法人の資産が全部なくなり、破産して解散になることはあるかもしれませんが、個人にまで賠償責任は及びません。
どちらの形で起業するのが良いのか
どちらが良いです、という確定したお答えはなかなか難しいところです。
何を重視するかによって、ケースバイケースだからです。
考え方としては、以下のように考えると良いかと思います。
- 個人事業は、自分一人でも出来、運営も自由に出来る反面、社会的信用力は高くありません。
- 法人は、設立手続き、事業報告などがあったり、一人では運営できなくて、運営面で多少の面倒がある反面、社会的信用はあります。
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