NPO法人の「非営利」とは?

NPO法人の「非営利」とは?

NPO法人の非営利について誤解している方も多いようなので説明させていただきます。
「非営利」の法人ということで、営利事業を一切行ってはいけないと思いがちですが、収益事業ができないというわけではありません。

NPO法人の「非営利」とは、「利益を出してはいけない」ということではない

「NPO法人は"非営利活動法人"なのだから、利益を出してはいけないのでは?」と思われる方も多いのですが、そうではありません。

NPO法人でいう「非営利」とは、事業で利益を出してはいけないということではなく、「事業で利益を出してもかまわないが、分配してはいけない」ということなのです。

例えば、株式会社であれば、会社が利益を出したら、それを株主に配当することがありますが、NPO法人では、この配当を行ってはいけないのです。利益として余ったお金は、翌年度の活動のために繰越します。

給与・報酬をもらうこともOK

「利益を分配してはいけない」ということから、もうひとつ誤解されがちなのが、給与や報酬についてです。
NPO法人はボランティア活動的なイメージがあり、給与や報酬がもらえないのではと心配なさっている方は多くいらっしゃいます。

NPO法人での活動や労働の対価として、「給与」や「役員報酬」をもらうことはできます。
(※ただし、役員報酬の場合、役員総数の3分の1の役員しか報酬を受けることはできません)

NPO法人の収入から給与や報酬をもらい、活動にかかった経費を差し引いて、最終的に残った利益は「分配」してはならないというだけなのです。
利益は次年度に繰り越していかなければなりませんが、ルールを守っていれば給与や報酬を受けることができるのです。

NPO法人運営ガイドブック

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